アメリカ人の労働時間が短いってのは嘘

日本人の感覚からすると、通常の会社員なら7時前後に家を出て、夜の7時に帰ってくれば早いほうで、帰宅時間は8時、9時になるという感じかな。
これに比較すると、アメリカ人の帰宅時間は夕方の5時、6時なので日本人の感覚からすると早いと思うだろう。
しかし、アメリカ人は朝が早いのである。朝8時から会議なんて普通の会社でも当たり前で、朝6時や5時に家を出て、車ですぐの所に会社があるので、6時台には仕事を始めているのである。
ちなみに、食事は、ある程度仕事で忙しい人は、朝も夜も基本は外食である。
また、子供がいる場合は、ベビーシッター制度が普及しているので、そっちに任すので、両親のどちらかが、あわてて帰ってくるとか言うことは無いし、日本のように子供だけで家にいるような状況は基本的に禁止されている。
ということで、労働時間自体は、朝方にずれているだけなので、短いわけではない。ただし、通勤時間が短いのが基本なので、通勤時間も合わせた全ての拘束時間は短い。
ただし、ここ数年の不動産価格高騰により、都会から離れた場所に住み、通勤時間が片道1時間(車で)という人もいなくはないので通勤時間が長い人がいないわけではない。
また、最近の不動産価格急落で安くなったと言っても、今まで1億円だったのが3割引で7,000万円になっただけというような状況なので、高いのは変わらない。日本で言えば不動産バブルの1990年前後の状況である。
当時1億円の物件といっても、確かに日本に比べると土地は広いけど、こんな立て付けの家が・・・というのが現状である。